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「佐藤賢一」にハマり中 

今日はサッカーを離れて、お気に入りの作家について。最近本屋でよく探すのが「佐藤賢一」さんの小説だ。
私が、この人の小説を好きな理由は、一つは細かい描写をするということである。
『王妃の離婚』「青灰色の建物には磔刑のキリスト像が祀られ、頭上の穹窿は仰ぐほどに高く、ステンドグラスが赤色を基調とした、荘厳な光を透かしている。被告席の後ろには装飾の説教壇と献金箱が、原告席には洗礼盤と円柱に括られた聖歌番号札が、そして半事跡には黄金色に輝く内陣の祭壇が、きちんと覗いているのである。」のような、自分がそこにいて見ているような錯覚を起こさせる。
もう一つは、はやり作中のキャラクターが生き生きしているということだ。『双頭の鷲』では主人公デュ・ゲクラン元帥の、まるで軍人のイメージとは正反対である無邪気さを、はじめから終わりまで一貫して描いており、これが「戦争の天才」、「軍神」と言われ、戦いで敵に血を流させ続けた男を、気取らない、戦上手なだけが取得の馬鹿で、憎めない男にしている。
最近では、英仏百年戦争(双頭の鷲の舞台:14世紀中ば、ジャンヌダルクは15世紀前半)についての、作者なりの説を述べている。この時代については、作者がよく小説で描いている舞台(傭兵ピエール赤目のジャック、王妃の離婚、双頭の鷲)であり、作品を書いていく中で自分が調査した結果から考えたことを述べているのだろう。
中身がスカスカの小説ばかり読んでいる人、英仏百年戦争に興味を持った人は読んでみて下さい。ハマるかもしれません。でも、字が多いからね。

王妃の離婚
佐藤 賢一

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双頭の鷲〈上〉
佐藤 賢一

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双頭の鷲〈下〉
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英仏百年戦争
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Comments

はじめまして

バルサ関連のブログを探してウロウロしてたら、佐藤賢一氏の名前を見つけました。
バルサソシオで、且つダルタニヤン物語のファン(しかもWCCF好き)の私にとってダンナとは趣味が合いそうですね、お気に入りに追加してたまに寄らせていただきます。

佐藤賢一良いですね

佐藤賢一良いですね。
三銃士ダルタニヤンの冒険を描いた「2人のガスコン」
大デュマ先生の父上が主人公の「黒い悪魔」
カエサルを脇に回し、ウェルティンゲトリクスを主人公にした反ガリア戦記とも言うべき「カエサルを撃て」
辺りもお薦めです。

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傭兵ピエール

ジャンヌ・ダルクと彼女を助ける傭兵隊長ピエールの話。泣かせます。悪辣非道の傭兵隊長ピエールが、憎めないキャラクターとして実に生き生きと描かれています。脇役達も非常に魅力的。歴史的な事実であるジャンヌ・ダルクの処刑も見事に処理し、最後の言葉「イエス様、イエ

  • [2005/05/27 23:07]
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「王妃の離婚」佐藤賢一 / 男が愛に気づくとき

佐藤 賢一 王妃の離婚 久しぶりに重厚な小説を読んだ気がする。知覚世界を拡げられるような読書体験は、いつでも刺激的だ。始めに、この小説の舞台となる15世紀末フランスの状況を簡単に説明しておこう。ジャンヌ・ダルクの登場を奇貨としてイギリスとの

  • [2005/11/27 11:16]
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